まん延防止等重点措置が3月21日をもって全面解除された。だが歓送迎会、お花見のシーズンに突入し、減少傾向だった新規感染者数も東京都では27日から3日連続で前週同曜日を上回った。一方で28日、死亡者は約2カ月ぶりに0人を記録。
コロナは今、どこまで「大丈夫」と言えるのか? データから検証する。
◯死者 半数超はコロナ以外が原因
◯70代でも感染者の致死率は10分の1
◯感染は女性 重症化は男性
「15ある重症病床のうち、先週は12、3人入っていましたが、3月28日は8人。だいぶ減ってきています。とはいっても、去年の今頃の第4波に比べ、まだまだ感染者数はケタ違いに多い」
そう語るのは、大阪府南河内エリアで重篤な患者を受け入れ、三次救急も担う近畿大学病院の東田有智病院長だ。
大阪では3月28日までの累計死者数4607人、27日時点の重症者数は401人(国基準)で、いずれも全国最多。人口が約1.6倍の東京の4141人、378人をそれぞれ上回っている。
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source : 週刊文春 2022年4月7日号