週刊文春 電子版

ロシア侵略「5つの機密」

節目の対独戦勝記念日が近づく中、現下の戦況は? オリガルヒの謎の死の背景は? ロシア国民の本音とは? 様々な機密に迫る。

「週刊文春」編集部
ニュース 国際

ロシア ウクライナどちらが今、有利なのか

「ロシア軍相手に容赦はしない。プトラー(=プーチン大統領をヒトラーになぞらえた造語)が戦争を始めたのです。彼が最も来てはいけない場所は、私たちのところです」

 小誌にこう語るのは、ウクライナ西部・リヴィウの領土防衛隊「ライオン」で指揮官を務めるヴァレンティン・セレディウク氏だ。

プーチン大統領

 ロシアの侵略開始から2カ月強が経った。ロシア軍による市民の大量虐殺が指摘され、双方の軍隊にそれぞれ2万人以上の死者が出ていると言われる中、戦況は今、どちらに有利なのか。

 現状を「今後どちらに転んでもおかしくない五分五分の情勢」と分析するのは、軍事ジャーナリストの世良光弘氏だ。プーチン大統領は5月9日の対独戦勝記念日までの東部ドンバス地方制圧を目指しているが、

「キーウなどで疲弊したロシア兵の士気は低く、5月9日までの東部制圧はまず無理でしょう。ただ、ロシア軍が当初の稚拙な戦い方を立て直しつつあるのは事実です。また東部はキーウなどと違って平地が多く、ロシア軍が得意な戦車を使った戦いも展開しやすい。ロシアが今後、多少時間はかかってもドンバスを制圧すれば、次は南部、中部に侵攻し、将来的にドニエプル川の東側はロシア、キーウを含む西側がウクライナとなりかねない」(世良氏)

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

すべての記事が読み放題
月額プランは初月100円

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 音声・動画番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 週刊文春 2022年5月5日・12日号

文春リークス
閉じる