春の叙勲で旭日大綬章を夫婦で受章したのが、田中真紀子元外相(78)と直紀元防衛相(81)である。

 旭日大綬章といえば“勲一等”で、政治家であれば主に国務大臣経験者に授与される。

「対象年齢は原則70歳以上。受章する場合、慣例として次の選挙に出ない事が条件となっています。真紀子夫妻は、もう政治に未練がないという事でしょう」(内閣府関係者)

政界を退いて10年が経つ真紀子氏

 真紀子氏は2012年の衆院選で、直紀氏は16年の参院選でそれぞれ落選。直紀氏はその選挙で無届けの文書を有権者に配ったとして、公職選挙法違反で略式命令を受け、5年間の公民権停止となっていた。

「19年の天皇即位の恩赦で、公民権を回復した可能性もありますが、そうでなければ公民権が回復したのは昨年10月。どうやらそれを待って受章が決まったようですね」(同前)

 現在、真紀子氏が越後交通(新潟県長岡市)の会長、直紀氏が社長を務めている。真紀子氏が時折メディアのインタビューに登場する程度で政界との関わりは薄い。

「真紀子さんは、最後は民主党から出馬しましたが、今の立憲民主党とは一切関係ない。今年の参院選でも、協力は求めていません」(立憲幹部)

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2022年5月5・12日号