自民党の高市早苗政調会長(61)が、同党の前衆院議員・山本拓氏(69)と昨年再婚した際に、山本氏が「高市姓」になっていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
昨年12月に「週刊新潮」が再婚をスクープした際は、相手が前夫の山本氏だったことに永田町でも驚きの声が広がっていた。
「高市氏と山本氏は94年に結成された政策集団リベラルズ時代からの同志で、その後、自民党入りし、派閥も清和会で一緒。2004年に結婚した後は政界のおしどり夫婦と言われていましたが、2017年に離婚しました。理由について当時2人は連名で〈互いの政治的スタンスの違い〉との書面を公表しています」(政治部記者)
離婚後も2人の関係は悪くなく、昨年9月の総裁選でも山本氏は高市氏を支援。翌10月の衆院選で山本氏が落選したことで、2人の間に〈政治的スタンスの違い〉がなくなったからか、再婚に至った。
ただ、不思議なことに、奈良県選挙管理委員会等に高市氏の政治資金収支報告書を確認すると、今も名義は「高市早苗」のままだ。
残る可能性は、「事実婚」か、夫が「高市拓」になったか
「代表者名は原則として本名を記載すべきものだと通知を出しています。また、政治資金規正法では、届け出に異動があった場合は7日以内に届け出ることが定められています」(総務省政治資金課)
5年前に離婚した際は、高市氏の資金管理団体「新時代政策研究会」の代表者は離婚直後にきちんと「山本早苗」から「高市早苗」に変更届が出されており、ルールに厳格な高市氏が届け出を5カ月も忘れているとは思えない。となると残る可能性は、未入籍の「事実婚」か、夫が「高市拓」になったかの2つに1つだ。高市事務所に聞いても山本氏に聞いても回答が得られなかった。そこで山本氏の長男で福井県議の山本建氏に聞くとこう語る。
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source : 週刊文春 2022年5月5・12日号