マネージャーである夫のファンへの対応を巡って喧嘩したことをSNSに書き込んだかと思えば、すぐさま〈優しい主人に感謝〉とラブラブぶりをアピールするなど、日ごろから夫婦関係の話題を振りまいている歌手・華原朋美。彼女のマネージャー兼夫である大野友洋氏に、前妻に対する“DV疑惑”があることが、「週刊文春」の取材でわかった。

華原は20年8月、長年所属していた事務所との契約を解除。翌年、新たに所属することになったのが、大野氏が社長を務める「伝元」だ。
大野氏は地元・茨城県で建築関連会社を2004年に設立。格闘技関係者と交友関係を持ったことからイベント運営などの仕事を始めた。2017年には伝元の前身の会社を立ち上げている。


2人の出会いは19年、華原が出演したイベントだった。そして独立した華原のSNSに大野氏が連絡し、マネジメント業務を行うと共に、交際も開始。昨夏、晴れてゴールインした。しかし、大野氏の知人はこう語る。
「彼には7歳年下のA子と結婚歴があり、3人の子どももいた。でもそれを華原さんに伝えていないんです」
骨が変形してしまうほどの暴力
彼は2000年2月14日、A子さんの16歳の誕生日を待って結婚する。しかし次第に暴力を振るうようになったという。
「口論になると大野さんは『殺すぞ』などとA子を怒鳴りつけ、顔や頭を殴った。A子のおでこは殴られ過ぎて骨が変形してしまった。病院で診断書を貰ったこともある。子どもの前でも殴られ、幼い子どもたちはひたすら泣いていたようです」(同前)

大野氏は愛人が出来ると離婚届を突き付け、別れるとA子さんに再婚を申し出る。それを繰り返した。
「A子は幼い子どもを抱え、自立が出来なかった。それでDVされても再婚の申し出を受け入れていた」(同前)
大野氏が東京で仕事を本格的に始めると、ほぼ別居状態となった。
「ただ帰宅時には諍いになっていました。大野さんの両親の世話も任され、負担も大きかった。末っ子が小学校中学年になり、A子も自立を考えられるようになり、そして2018年4月に離婚届を残し、子どもと家を飛び出したのです。その後、養育費も貰えず、生活は苦しそうでした」(同前)
OMM法律事務所の大塚和成弁護士が指摘する。
「夫婦間でもDVによる傷害罪は成立し得ます。また民法で定められている通り、子どもの利益は最優先に考慮しなければなりません。離婚した場合も、子どもの養育に必要な費用を負担する義務が親にはある」
大野氏に電話で聞いた。
子どもは「連れ子」だと主張。さらに華原からも連絡があり…
――A子さんとの結婚は?
「何回かありましたけどね。勝手に(婚姻、離婚届を)出されたり」
――大野さんはサインしていない?
「1回も書いたことがないですから。まあ(誰でも)書けるじゃないですか」
――DVをしたことは?
「やったことないです」
――養育費は支払っていない?
「(A子の)連れ子なんでね」
――華原さんは結婚歴を知っている?
「いや、知らないですね。籍だけの問題なんで」

自分では婚姻届けにサインしたことがないし、3人の子どもを「連れ子」だと主張する大野氏。
さらにその後、記者の携帯に華原から連絡があり、こう語った。
「(夫に)子どもは1人もいません。今まで結婚したこともありません。ど~ぞ調べてください」
そこで事実関係を確認するべく、A子さんを直撃すると、言葉少なに「DVは事実です。子どもは大野友洋さんの子です。養育費も貰っていません」と語った。
そして小誌の直撃の直後、大野氏は驚くべき行動に出た。
「大野さんはA子の自宅や職場を調べ上げて、急に押し掛けたのです。A子は怖くなって警察に相談に行ったそうです」(前出の知人)
このほか、A子さんが離婚後に警察にした相談、児童扶養手当を満額受け取れなかった理由など、5月10日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」及び5月11日(水)発売の「週刊文春」で詳報している。
source : 週刊文春 2022年5月19日号