週刊文春 電子版

棋士のAI活用法|杉本昌隆

師匠はつらいよ 第55回

杉本 昌隆
ライフ ライフスタイル

 AI(将棋ソフト)を使う研究が盛んである。人対人の研究会でも、将棋盤を挟んで、ときにこんな会話が聞かれる。

「これは(AI評価値で)プラス500でしょう」

「この一手で300点ほど溶かしましたね……」

 双方がパソコン画面を頭に思い浮かべて会話をする。それほどまでに浸透しているのだ。

 棋士達のAI活用法は多種多様だが、代表的なやり方は以下の3つである。

 (1)自分の将棋の研究(予習、復習)

 (2)対戦相手の分析(傾向と対策)

 (3)最新将棋の情報収集(時流に乗る)

 (1)は自分が指した将棋をAIに入力する。

 お、自分が選んだAの手はプラス300の形勢で、Bだと700だったか。最善を逃しているな……

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source : 週刊文春 2022年6月2日号

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