AI(将棋ソフト)を使う研究が盛んである。人対人の研究会でも、将棋盤を挟んで、ときにこんな会話が聞かれる。
「これは(AI評価値で)プラス500でしょう」
「この一手で300点ほど溶かしましたね……」
双方がパソコン画面を頭に思い浮かべて会話をする。それほどまでに浸透しているのだ。
棋士達のAI活用法は多種多様だが、代表的なやり方は以下の3つである。
(1)自分の将棋の研究(予習、復習)
(2)対戦相手の分析(傾向と対策)
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source : 週刊文春 2022年6月2日号