9日に開幕した陸上・日本選手権で、田中希実選手が1500メートルと5000メートルの2冠を達成。800メートルでは2位につけた。4日間の大会を通じて3種目5レースをこなし、最終日には75分の間隔で決勝2本を走破。速さはもちろん、スタミナ豊富なところも彼女の強みである。同志社大学時代の恩師・石井好二郎教授がその秘訣を明かした。
大学2年生までの課題は「ラストの弱さ」でした。世界で勝つためにはラスト1周400メートルを58秒前後で走ることが条件。そこから今のようにラストスパートが武器に変わるまで転換期が二つありました。
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source : 週刊文春 2022年6月23日号