証拠は本に書いてある。理屈の通らぬ国の主張にばっさり切りこんだ。
財務省の公文書改ざんで夫を亡くした赤木雅子さん。捜査で財務省が検察に提出した資料を開示するよう裁判で求めた。ところが財務省は「提出したかどうかも明らかにできない」と回答拒否。それはないでしょ。
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そこで雅子さん、証拠として、共著『私は真実が知りたい』の抜粋を裁判所に出した。154〜155ページで夫の上司が、改ざんについて一目でわかる文書「赤木ファイル」を検察に提出したと語っている。
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「検察がガサ入れに来た時、赤木さんは『これも出していいですか?』と聞いてきた」「僕は『出しましょう、全部出してください』と言って持っていってもらったんです」
過去には政府自ら検察に資料を提出したことを答弁で認めたこともある。雅子さんはあきれている。
「こんなの当たり前のことだと思うんですけど。財務省の皆さんはこの本を読んでないんでしょうね」
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さらに続編の『マサコさん、がんばる』も近日刊行される。裁判開始から2年余り、生き生きと真実を求める雅子さん。見苦しい対応に終始する財務省との対比が鮮やかになる。
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source : 週刊文春 2022年6月30日号