渾身の力を込めて放ったそれは、「一番輝いてないけど嬉しい」賞牌をもたらした。

 オレゴン世界陸上8日目を迎えた7月23日(日本時間)。女子やり投げ決勝に進出した北口榛花が、63メートル27をマークし、銅メダルを獲得した。

撮影 岸本 勉

 これまで世界陸上の同種目では、11年のテグ大会で海老原有希(現・国士舘大学コーチ)が入賞した8位が過去最高記録。メダル獲得は、今回が初となる。海老原氏が解説する。

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source : 週刊文春 2022年8月4日号