最近の私、エッセイのネタで困っている。アイディアが浮かばないから? いやその逆、素材が多すぎて週に1回では消化しきれないのだ。そんなありがたい状況は、やはり彼の存在によるものである。
藤井聡太竜王の叡王防衛後の就位式、20歳になり挑戦したいことで彼は意外にもこう話していた。
「家事を両親に頼ってしまっているので、アイロン掛け辺りから始めたい」
また何という美味しいネタを……次週のエッセイは「棋士とアイロン掛け」で決まりではないか。いや「棋士と台所の三角コーナー」「電子レンジの加熱時間で詰め将棋を解く棋士」等、いくらでもあるぞ。いやあ何にするか迷うなあ。
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source : 週刊文春 2022年8月18日・25日号