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私の俳句道「酒場で詠み続けて一千句」|吉田 類

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「週刊文春」編集部
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 僕が俳句を披露するようになったのは『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS)がきっかけでした。

 それまでも飲みの席の、仲間内で楽しむことはありましたよ。でもそれはあくまで少人数。その場での遊びだったんです。

 俳句とのかかわりは小学生までさかのぼります。

 僕が生まれたのは高知県の仁淀(によど)村(現・仁淀川町)。県北部の山深いところで、俳句が盛んな土地でした。四国山地を越えれば松山でしたから、その文化的な流れが村に入り込んでいたのかもしれません。母親たちは近所の人と集まって、お茶やお茶請けに手をのばしながら句会を開いていました。お互いの作品を選評したり、世間話で盛り上がったり。楽しそうでしたよ。

 僕ですか? 興味なんかありませんでしたよ。子どもだったし、外を走り回ってる方が好きでしたから。大人が集まって何かやってるな、くらいなものでした。

 考えてみれば、それが僕の俳句の原風景なんだと思います。そういえば小学校に上がったころ初めて作った俳句、いまでも覚えていますよ。

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source : 週刊文春 2022年8月18日・25日号

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