小泉今日子から、デビュー40周年企画のオファーを受けた韓国人DJ。シティポップブームの立役者は、花の82年組と共に世界を踊らせる。
僕が現在手がけている「昭和グルーヴ」シリーズは、昭和の名曲をクラブミュージックとして現代風にリエディット(再構築)する企画です。日本の音楽に興味を持つきっかけは、小学生の頃に父からもらったCDで聴いた中山美穂さんの「CATCH ME」(87年)。角松敏生さんプロデュースの曲で、すごく影響を受けました。80年代は角松さんをはじめ竹内まりやさん、中原めいこさんといったシティポップの作り手たちもアイドルに楽曲をたくさん提供しています。40年近く経った今でも色褪せないファンキーでカッコいい曲が多いので、これをぜひアメリカ、メキシコ、フランスなど世界の人たちに聴かせたいと思い、活動しています。
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source : 週刊文春 2022年8月18日・25日号