週刊文春 電子版

普段の服をもっと楽しく!「ヌケ感」「こなれ感」の正体|霜鳥まき子

似合う服だけ着ていたい 第28回

霜鳥 まき子

連載

ライフ ライフスタイル

 熟(こな)れるとは。テレビや雑誌のコーディネート特集でよく見かける「こなれ感」って、具体的にどんな状態を意味するのか知っていますか? スタイリングした後にお客様から「しっくりきすぎて前からずっとこの服を持っていたみたい」という言葉が漏れる事があるのですが、服を体に「ただ乗せた」だけではこなれ感は出ません。毎日着ている洋服ですが、「ただ服を着た」から「自分らしく洗練度の高いコーディネート」にするためにはどんな技が必要なのでしょう。

 先日、ダブルのジャケットを試着頂いた女性が「なんか着られている感じが……」と首を傾げながら試着室から出てきました。しめしめ。ここでスタイリストの出番。肩部分を少し落として、両前身頃の隙間幅を広げて着せ直し、手首を見せるように少し袖をまくりました。すると、お客様の顔がみるみる笑顔に!「おー! 似合った! 全く別物ですね」

 このように、着ているうちに、まるで自分の体の癖に合わせたように馴染んできたり、動作の中でそうなったように見える、力の抜けた着方を指して「ヌケ感がある」と呼ぶのです。

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source : 週刊文春 2022年9月1日号

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