9月27日、同じ関西所属の大先輩、有吉道夫九段が87歳で逝去された。
その猛烈な攻め将棋から「火の玉流」と呼ばれ、A級在籍は通算二十一期。棋聖のタイトル一期、棋戦優勝は8回。内藤國雄九段と並び、長年関西将棋界を牽引された大棋士である。
私から見ると雲の上の存在。貫禄十分で昔は近づくことさえ憚られた。だが、思わぬ接点もあったのだ。
あれは自分が18歳の頃、当時、日本将棋連盟理事の有吉九段のご自宅に電話をした。関西将棋会館で記録係を務めていたある対局が千日手になり、それが思わぬ事態を巻き起こしたのだ。
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source : 週刊文春 2022年10月20日号