「一緒にアイドルをやってくれませんか」。
亡くなる1カ月前、親しい女性歌手にこう頼み、自らが歌う曲を送った。準備が進む中、恋人俳優の“裏切り”が発覚。遺された曲には…。
昨年11月18日深夜。その女性は音楽活動を行う友人の電話を鳴らし、秘めていた想いを告白した。
「自分は陰の人間だから天真爛漫なアイドルにはなれないけれども、アイドルグループに入ってみたかった」
そして、こんなふうに言葉を継いだという。
「死んでからやるんだったら今やろうと思って、私と一緒にアイドルやってくれませんか」
“世紀のアイドル”の娘として生まれた彼女が亡くなったのは、ちょうど1カ月後のことだった。
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source : 週刊文春 2022年10月20日号