自らも世襲三代目、岸田首相は長男を秘書官に起用する人事に踏み切った。寺田総務相が妻の政治団体を利用した脱税疑惑には“決定的証拠”の存在が。さらに同じく世襲の岸田派政務官は女性秘書のマンションに通って――。
▶世襲三代岸田首相豪邸を脱法相続していた
▶秘書官長男 合コン大好き「女子アナ紹介して」
▶妻の団体“脱税疑惑”寺田総務相の嘘を暴く文書
▶会見拒否細田議長“紙対応”翌日にゲーム三昧
JR広島駅から南に2キロ弱離れた所に、標高70メートルの丘陵がある。総面積約26万平米に及ぶ比治山公園。戦国大名・毛利元就がこの地を治め、近代に入ると旧陸軍の墓地となった。現在は広島市現代美術館など文化施設を有し、桜の名所としても有名だ。
その一角に、延べ床面積370平米を誇る豪邸が建っている。現在のあるじは岸田文雄首相。この家で育ったのが、今回、首相秘書官に起用された31歳の長男・岸田翔太郎氏だ。
広島を代表する景勝地の敷地内で、何不自由ない生活を送ってきた岸田ファミリー。ところがこの豪邸を巡り、不可解な相続が行われていたのである。
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source : 週刊文春 2022年10月20日号