国家指導者の面子を潰すと、激怒した指導者は猛反撃に出る。今回、ロシアのプーチン大統領は誇りだったクリミア大橋が爆破されたことに激怒。ウクライナによる犯行だとしてウクライナ各地にミサイルを撃ち込みました。面子が丸潰れだったからです。
でも、面子を潰されて怒っているのはアメリカのバイデン大統領も同じ。ただし、対象は中東のサウジアラビアです。サウジを盟主とするOPEC諸国が石油(原油)の減産を決めたからです。
OPECは石油輸出国機構の英語の頭文字。石油の産出国によるカルテルで、協力して石油の産出量をコントロールしています。石油の値段が下がれば、協調して産出量を削減。そうすれば、「需要と供給」の関係で石油の値段が上がります。これで大儲けするわけです。
一方で、値段が上がり過ぎると、石油が買えない国が出てくる恐れがあるので、産出量を増やして石油価格を下げます。
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source : 週刊文春 2022年10月27日号