ロシアがウクライナの4州を併合しました。国際社会に認められるはずがない暴挙です。ウクライナ軍の反撃でロシア軍が追い詰められていることに対してのプーチン大統領の焦りが見えます。
では、いまプーチン大統領は、何を考えているのでしょうか。9月30日、プーチン大統領は併合を発表する際にクレムリンで演説しました。このときに日本のテレビ各局は、演説のごく一部分を紹介しただけですので、大統領の心のうちは、なかなかわかりません。そこで今回は、演説を読み解いてみましょう。大統領の怒りと決意が見えてきます。
ここで引用する演説文は、ロシア大統領府のウェブサイトに掲載されたロシア語の文章を、最近注目されている翻訳ソフトDeepLで日本語に翻訳したものです。語尾や日本語として若干不自然な部分は、私の責任で修正して掲載します。
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source : 週刊文春 2022年10月20日号