時にしんみり、時に大笑い――。料理愛好家・平野レミさんに、3年前に亡くなった愛する夫・和田誠さんとの馴れ初めからラブラブな思い出話に至るまでたっぷり語っていただきました。夫婦の愛の深さに、アガワも感服。
(ひらのれみ 料理愛好家・シャンソン歌手。東京都出身。1970年に「誘惑のバイヨン」でシャンソン歌手としてデビュー。その後、料理愛好家としてテレビや雑誌などで活躍。『おいしい子育て』(ポプラ社)他、著書は50冊以上。近著に『平野レミのオールスターレシピ 家族の絆はごはんで深まる』(主婦の友社)。)
阿川 先日『平野レミのオールスターレシピ』を出されて。和田(誠)さんの装丁じゃない料理本を出すのは、久々ですか?
平野 和田さんのイラストは中のページでちょこっと載ってるんだけど、表紙を撮り下ろしたのは久々かな。表紙の「トンカツオ」は、トンカツとカツオを合体させた名前が面白いなと思って、それからレシピを作ったのよ。名前を先に思い付いて、後から料理になったレシピも入ってるの。
阿川 名前が先に出てきたの!? 面白い! 料理のレシピ名はいつもレミさんが考えてるんですか?
平野 これまで和田さんが考えたものもあって。「豚眠菜園」、「台満餃子」とか。だけど、和田さんいなくなっちゃったからさ、仕方ないから私が考えてるの。
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source : 週刊文春 2022年11月24日号