《二世たちの告発》統一教会新法を骨抜きにした「創価学会のカネと権力」

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

 安倍晋三元首相銃撃から4カ月半。ようやく宗教被害者を救う新法の概要が示された。だが元二世信者らからは「不十分」との声が。元凶と指摘されるのが公明党と支持母体である創価学会だ。彼らのカネと権力の実態に迫る。

 

▶二世が語る「勤行しないと親が暴力」、進学断念
▶「徳が積める」年末の財務で「集金1000億」
▶元理事長の長男が危惧する「学会の体質」とは
▶信仰告白の人気芸人 スポーツ選手 財界人リスト

「何で活動しないんだ!」

 西日本在住のAさん(50代)の耳には、幼いころに両親から浴びせられた罵声がいまもこびりついているという。

「毎日、朝と夜の勤行をしないと、父親が怒鳴り散らすんです。身体を掴まれて引きずり回される体罰を受けたこともあった。信仰活動に取り組まないという理由で、食事を与えてもらえなかったことも……。小学生のころ、“自分はこの家の子なのだろうか”と思い詰め、役所に戸籍を見に行ったほどでした」

 いま、虐待や人権侵害が社会問題となっている“宗教二世”。Aさんもその1人だ。だが、これは統一教会の話ではない。Aさんの両親が熱心に信仰していたのは、公称で会員世帯数827万を誇る巨大宗教団体――創価学会(原田稔会長)なのである。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2022年12月1日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫