国会議事堂2階の衆議院議長応接室。「議長サロン」と呼ばれる豪華絢爛な部屋には歴代議長の肖像画が厳かに飾られている。大理石の暖炉の前に座り柔和な表情を浮かべるのは、自民党の熊田裕通元総務副大臣(58)。この日、“接待”を受けていたのは――。
「応接室は公的な場所で、一般の方は入室不可。見学する場合は議長秘書による手続きが必要です」(衆議院広報担当者)
2020年7月、“特別室”に足を踏み入れたのは熊田議員の選挙区である愛知1区の事務局スタッフだった。参加者が証言する。
「音頭を取ったのは熊田氏の公設第一秘書のI氏で、彼と繋がりの深いメンバーだけが参加できました。熊田先生から『地元で党員を増やしていこう』と激励を受け、さながら決起集会のような雰囲気でした」
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source : 週刊文春 2022年12月8日号