海外部門 第1位 著者に聞く
登場人物に自分の苦闘や信念を投影した
クリス・ウィタカー『われら闇より天を見る』
(クリス・ウィタカー 英国ロンドン生まれ。金融界を経て、2016年『消えた子供』で作家デビュー。翌年の英国推理作家協会賞最優秀新人賞を受賞した。)
『われら闇より天を見る』が海外部門の第1位とは、これほど嬉しいことはありません! この本を支持してくださった日本の読者のみなさんに、心から感謝します。
私が語ろうとしたのは13歳の少女の1年間の物語にすぎません。中心には確かに謎(ミステリー)がありますが、これは成長小説であり、家族と赦しについての物語、過去の過ちの落とす暗い影と贖罪の旅の物語であると考えています。
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source : 週刊文春 2022年12月8日号