自国が他国から軍事攻撃を受けたら、反撃のために相手国を攻撃する。当然の権利であるはずなのに、これまでウクライナにはそれが認められなかった。そんな不条理に耐えかねたのか、遂にウクライナがロシアの内陸にある基地への攻撃を始めました。
今月5日、ロシアの首都モスクワの南東約200キロに位置するリャザン州の空軍基地とロシア南部サラトフ州の空軍基地で爆発が起きました。ロシア国防省は、「ウクライナ軍のドローンによる攻撃を受けた」と発表しましたが、爆発には触れていません。その代わり、サラトフ州の基地では「ウクライナ軍のドローンを撃墜した際、落下した破片で軍用機の表面に傷がついた」と説明しています。
この説明では、損害が極めて軽微なように思えますが、いまは宇宙からすぐに確認できる時代。イスラエルの民間会社の衛星写真によると、ロシア空軍の戦略爆撃機が大きな損傷を受けています。それを「表面に傷がついた」と発表するところに、ロシアが受けた衝撃がわかります。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年12月22日号