「数字を上げるため、上司から強烈な“追い込み”をかけられる。そのため、現場の私たちは、お客様との契約時に“違法行為”に手を染めざるを得ない状況に追い詰められているんです」


 こう告白するのは、家電量販店にあるソフトバンクの店舗に勤務するクルー(店員)である。

 スマホ市場が飽和状態にある携帯電話業界。獲得が難しい新規契約に替わり、各キャリアはMNP(携帯電話番号ポータビリティ)による他社からのポートイン(乗り入れ)に力を入れている。

家電量販店にあるソフトバンクの店舗

 MNP争奪合戦が過熱する中で社会問題化しているのが、スマホ端末を転売して利ざやを得る“転売ヤー”の存在だ。業界1位のNTTドコモ、2位のauでは、販売店が本社から課せられる過剰なノルマを達成するため、多くの転売ヤーを動員していることを「週刊文春」はこれまで複数回にわたり報じてきた。

 そんな中、今度は業界3位のソフトバンクに関する情報が寄せられた。

「ウチは転売ヤーには頼っていないんですよ」

 こう語るのは、ソフトバンク本社の社員だ。

初月300円でこの続きが読めます。
年額&3年プランは割引キャンペーン中!

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    1年更新(2年目からは22,000円)

    およそ833円/月

    1月6日(火)10:00までにお申し込みの方限定

    オススメ!期間限定

  • 3年プラン

    3年更新(4年目からは59,400円)

    およそ1,383円/月

    1月6日(火)10:00までにお申し込みの方限定

    オススメ!期間限定

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 電子版オリジナル