3月、駅の中の施設に大きな入れ替えがあり、時々行っていた中華料理店がなくなってしまった。トンカツ屋も。ショックだったのは、書店が姿を消したことだ。
私はこのチェーン店に対し、駅前にあった「幸福書房」ほどの愛着を持っていたわけではない。それでも時々は行き、私の新刊の並べ方をチェックし、まとめてベストセラーを買ったりしていた。
店長さんいわく、
「うちは黒字だったんですけど……」
もっと収益があがる業種にとってかわられたということか。お鮨屋のチェーン店が入るという噂である。
代々木上原といえば、人気の住宅地。有名人、文化人もあまたいらっしゃる。その街から本屋が1軒もなくなるというのは、全くもって残念でならない。
私がこの町に引っ越してもう24年になるが、この土地を選んだ決め手は、駅前に古くからの喫茶店と、小さいけれど品揃えのいい書店があったことだ。
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source : 週刊文春 2023年3月30日号