「監督の契約が5月に切れるんですよね? 弟は、後任のことを凄く心配していました。本人は『もういいよ』って言っていますし、家族としても『もうやめてくれ』って言いたいところなんですけど、どうもなり手がいないみたいで……」
そう明かすのは、侍ジャパン・栗山英樹監督(61)の三歳上の兄、雅樹さんだ。
帰国後も、自宅を構える北海道栗山町への凱旋やテレビ出演など多忙な日々を送っていた栗山氏。家族への報告を果たせたのは、4月上旬のことだった。
雅樹さんが振り返る。
「大谷翔平君とは特別な関係なんだと、言葉の端々に感じました。例えば(米国との)決勝の前、弟はハッキリ『投げてくれ』とは言わなかったらしい。でも、大谷君が本当に投げる気になってきて、最後は自ら『投げる』と言ってくれた、と。何も言わなくても通じ合える関係なんでしょうね。あと、ヌートバーのお母さんとはLINEで繋がっているらしい(笑)。『仲良くなった』って」
話題は“第二の人生”を歩み始めた教え子たちにも及んだという。
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source : 週刊文春 2023年4月20日号