「名乗り出た女性の信用をズタズタにする。女性たちを貶めて、追い詰める。犠牲者を略奪者に仕立てあげるのよ」(ロザンナ・アークエット)
ハリウッドのプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる女優たちへの性加害を暴いたローナン・ファロー氏の著書『キャッチ・アンド・キル』(文藝春秋刊)。これは、本の中でワインスタインから被害を受けた女優が語った言葉である。
4月12日、日本外国特派員協会で元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏は、ジャニー喜多川氏の性加害を告発。これまで黙殺していたメディアも問題を報じ出した。そしてジャニーズ事務所も、実態調査に乗り出さざるを得なくなった。
一方、沈黙を続けているのが週刊誌である。なぜか。
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source : 週刊文春 2023年5月4日・11日号