通夜のような重苦しい空気だった。5月4日昼、両国国技館で急遽、行われた元関脇・逸ノ城(30)の電撃的な引退会見。
「親方と話をして、2日前に決めました」
同席した湊親方(元幕内・湊富士)とは、互いに1度も目を合わせることなく、師弟は別々の出入り口から退場していった。
会見で明かされた引退の理由は「腰痛の悪化」。だが、湊部屋の後援会関係者が打ち明ける。
「確かに腰痛は慢性化していましたが、それは表向きの理由に過ぎない。逸ノ城は4月以降、稽古を無断でサボり続け、飲み歩いていました。クビではなく引退のかたちをとったのは、親方の最後の“親心”です」
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source : 週刊文春 2023年5月18日号