このところ「地政学」という言葉をしばしば聞きます。国際情勢を考える上でバズっている言葉とでもいいましょうか。そんな地政学の視点で見ると、G7サミットの後は、中東トルコの大統領選挙が世界の注目を集めることになります。
いったんは今月14日に選挙が行われましたが、過半数を獲得する候補がなく、28日に決選投票が行われることになったからです。
世界地図で見ると、トルコはアジアとヨーロッパの結節点に位置しています。トルコのボスポラス海峡を挟み、東がアジア、西がヨーロッパと分類されています。このトルコが一躍注目されたのが、去年のロシアによるウクライナ侵攻です。
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source : 週刊文春 2023年6月1日号