「15歳で事務所に入り、30回以上は性的な虐待を受けました」。摂食障害で体重は42kgに減るが、他のメンバーからは「オキニだもんな」。フラッシュバックに悩み、今も通院している。近藤真彦は小誌の取材に…
「ジャニーさんがいつ来るんだろうと怯えていました。じゃあ、辞めればいいじゃんという話なんですけど、それが被害なのかどうかが、わからない歳だったから」
小誌にこう重い口を開いたのは、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「忍者」の元メンバー、志賀泰伸(やすのぶ)氏(54)である。
6人組グループの忍者は、美空ひばりの『お祭りマンボ』をリメイクした『お祭り忍者』で1990年8月にデビュー。4カ月後にはNHK紅白歌合戦に早くも出場した。激しいダンスが売りの、人気グループだった。
小誌は今年3月のBBCの番組放送以降、これまで12人の元ジャニーズJr.の証言を伝えてきた。だが、実際にデビューまで果たしたジャニーズのアイドルから性被害の証言を得るのは、初めてのこと。これまでの元ジュニアたちの告白には、「売れなかった腹いせだ」と、心無い意見もあった。だがデビュー組である志賀氏の登場は、その声をかき消すものだ。志賀氏は告白した理由をこう説明する。
「ジュリーさんが『知りませんでした』と言ったことに対して、ウソつけ! と思ったんです。知ってたでしょ? って。証言することで、少しでもカウアン(・オカモト)さんや署名活動を行っているファンの方々の力になりたい。そして紅白にも出た、CDデビューした人間が語ることで、問題への関心が高まればと思い、立ち上がった次第です」
5月14日、藤島ジュリー景子社長は自らの動画と文書で、創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題について釈明。被害を訴えている元ジュニアたちに対して誠実に向き合うと語った。だが肝心の問題については、〈知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした〉と弁明していた。
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source : 週刊文春 2023年6月1日号