将棋界において「名人(戦)」とは、約400年の歴史を持つ言葉である。
江戸時代の将棋指しの家元の第一人者が名乗った称号が「名人」。当時は終身制だったが、昭和12年(1937年)に実力制へと変貌を遂げる。
初代名人の木村義雄十四世名人に始まり、大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、谷川浩司十七世名人と続く名人の歴史(名人の永世称号はタイトル通算5期)。そして永世資格保持者の森内俊之九段(十八世)、羽生善治九段(十九世)と、その歴史は未来へ紡がれるのだ。
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source : 週刊文春 2023年6月22日号