人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
AIを搭載した人形、ミーガン。
その顔がラブドールチックで気になると書いた前回。早速、その映画を観に行ったが、僕と似たような理由で来たに違いないオヤジたちで客席は埋ってた。
配給会社もそれを当て込んでか、スリラー映画には珍しくいろんな関連グッズを出していて、上映後、オヤジたちは売店になだれ込んだ。
でも、僕はそんなヘタなマネはしない。いや、マイルールとしてどんな映画も観る前にパンフレットは買っておくし、よほど気になっているものであればグッズの先買いもいとわない。
僕はそんな光景を他所目に、グッズを入れたエコバッグを下げ、大満足で映画館を後にしたのである。
平日の午後、よく行くラーメン屋に向って歩いていると、突然、頭の中でこんな歌が流れ出した。
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source : 週刊文春 2023年6月29日号