辛く長い更年期が終ってひと安心という人も多いだろう。しかし、体の変化は止まっていない。高血圧、骨粗鬆症など高齢女性を悩ませる病の芽が生まれているからだ。これら疾患への対策はないのか、小誌が徹底取材を行った。
高齢者女性の体の変化といえば、太りやすくなることと、骨が折れやすくなることだ。
一体なぜ、体は変わってしまうのか。
その原因は、更年期に起こる女性ホルモンの減少にある。
「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020」の作成委員会委員を務めた産科婦人科舘出張佐藤病院の佐藤雄一院長が、更年期の女性について語る。
「更年期とは、生理が終わる閉経を境にして、その前の約5年と閉経後の約5年のだいたい10年間のことを指します。早ければ40代前半に始まる。この年齢になると、女性はエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が、急低下していきます。そのため、体には大きな変化が生じていくのです」
佐藤院長によれば、エストロゲンの減少は病気ではなく、誰もが必ず通過する加齢現象であり避けることができない。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2023年6月29日号