「オープンハウスの営業マンに新築物件を購入するよう勧誘されたのですが、その際、住宅ローンの”契約違反”をするよう指示されたのです」
こう明かすのは、東京都在住のAさんだ。
1997年に創業し、2013年に東証一部(現・東証プライム)に上場した不動産大手のオープンハウスグループ。上場以降、売上高の平均成長率は直近7年間で30%を超え、「行こうぜ1兆!2023」のスローガンの下、今年度中の連結売上高1兆円達成が確実視される急成長中の企業である。
オープンハウスを巡っては、「週刊文春 電子版」で2度にわたって複数の物件で発覚した“欠陥”について住民とトラブルになっていることを報じてきた。これまで小誌に告発した住民は6名。「床や壁などに無数のキズがある」「コンクリートの基礎部分が傾いている」「土台が割れている」「シロアリがいた」などの被害を訴えていた。
今回、そんなオープンハウスの“新たな問題”について、複数の情報が編集部に寄せられた。
「オープンハウスの営業マンは、自社の新たな物件を買わせたいがために、私たち顧客に住宅ローンの不正利用をそそのかしているんです」
そう語るのは、冒頭のAさんだ。
「バレた時のリスクが大きすぎる」
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source : 週刊文春