地盤沈下で建物が傾き…オープンハウス「不適切工事で隣家の“壁”に亀裂」泥沼調停&訴訟トラブル〈写真多数〉

「週刊文春」編集部

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 コンクリートに入った大きな亀裂。明らかに色の違うモルタルが無造作に流し込まれ、その箇所で“異常”が起きていることは一目でわかる。
 

「わが家は少し高台にあるのですが、斜面が崩壊するのを防ぐための『擁壁(ようへき)』に亀裂が入り、土地の地盤沈下が進んでいます。なぜこんなことになってしまったのか。隣の土地でオープンハウスが工事を始めるまでは、平穏に暮らしていたのに……」

 

 こう嘆くのは、土地の所有者である横浜市在住のAさんである。

 大手格安ハウスメーカー「オープンハウス」への告発が止まらない。

オープンハウスグループの荒井正昭社長(HPより)

 1997年に創業し、2013年に東証一部(現・東証プライム)に上場したオープンハウスグループ。「行こうぜ1兆!2023」のスローガンの下、今年度中のグループ連結売上高1兆円達成が確実視されるなど急成長を遂げているが、その裏で多くの問題が浮上している。「週刊文春」はこれまで3度にわたって住民からの告発が相次ぐ新築物件の“欠陥”や、顧客に「住宅ローン不正使用」を指示する“不適切営業”などオープンハウスを巡るトラブルを報じてきた。

 そんなオープンハウスについて、今回、新たな告発が編集部に寄せられた。

 冒頭のAさんが明かす。

「オープンハウスが行った工事の影響で、ウチの擁壁に大きな亀裂が入り、地盤が沈下してしまいました。工事が始まって4年半。調停や裁判に発展しましたが、話し合いは一向に進んでいません。オープンハウス側の不誠実な対応にもう我慢の限界です」

Aさん宅の擁壁。手前がオープンハウスの建設予定地(記者撮影)

許可なく約30本の釘を打ち込み……

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source : 週刊文春 電子版オリジナル

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