「実力があれば若くして出世できるし、給料も稼げる。そんなイメージに魅力を感じていました。しかし選考中、採用担当の社員に人格を否定されるような言葉を何度も投げかけられ、幻滅しています」
こう明かすのは、今年の就職活動で不動産大手「オープンハウスグループ」を受験していた都内の私立大学4年生のA君である。
グループ全体で4435名の従業員数(2023年3月末)を擁するオープンハウスグループ。都市部に安価な新築一戸建てを提供するスタイルで人気を博し、2013年の東証一部(現・東証プライム)上場以降、急成長を続けてきた。今年度は「行こうぜ1兆!2023」のスローガンの下、グループ連結売上高1兆円突破が確実視されている。
オープンハウスを巡っては、今、多くの関係者から問題を指摘する声が上がっている。
複数の住民との“欠陥”住宅トラブル、「住宅ローン不正使用」を指示する“不適切営業”、“不適切工事”による近隣住民らとの調停・裁判……「週刊文春」はこれまで4回にわたり、同社のトラブルを報じてきた。
今回、編集部に新たな情報が寄せられた。今度は、新卒採用試験を受けていた就活生とトラブルになっているのだという。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル