「仏像売ろうかな」市川猿之助(47)賠償金準備で引退へ

「週刊文春」編集部

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 両親への自殺幇助の罪で逮捕・起訴され、10月20日の初公判が決まった歌舞伎俳優・市川猿之助(47)は、都内の病院に入院中だ。

保釈直後の猿之助

 松竹は、10月までの歌舞伎座などの公演すべてで猿之助が休演、さらに猿之助が演出・出演予定だった来年2月のスーパー歌舞伎Ⅱ「鬼滅の刃」を中止することも発表した。

「チケットの払い戻しなどで数億円もの損害が発生しています。慣例で松竹は役者に請求はせず、借金の肩代わりの形で付き合い続ける。猿之助は客席を埋められる数少ない役者の一人なので、松竹側は復帰を望んでいるのです」(松竹関係者)

 ところが、歌舞伎界では、孤立無援の状態に陥っているという。

「猿之助に代わって澤瀉屋(おもだかや)を背負う市川中車(香川照之)の意気込みが強くなっているのです。8月25日には自身が代表を務める会社のホームページで『この命を何に捧げるべきなのか(略)いうまでもなく歌舞伎です』と宣言。他の歌舞伎役者も、凄惨な事件を起こした猿之助に手を差し伸べる動きはしていません」(澤瀉屋関係者)

意欲を明らかにした中車

 そんな猿之助は最近、こう漏らすようになった。

「仏像でも売ろうかな」

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source : 週刊文春 2023年9月7日号

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