新作ドキュメンタリー『国葬の日』を携えて登場されたのは大島新さん。大島渚監督と小山明子さん、著名なご両親の元に生まれ幼少期は「普通の人」になりたかった大島さんとアガワとの間には深〜い繋がりがあるのです。
(おおしまあらた ドキュメンタリー映画監督、プロデューサー。1969年生まれ。神奈川県出身。フジテレビを経て99年フリーとなり、MBS『情熱大陸』、フジテレビ『ザ・ノンフィクション』などの番組を演出・プロデュース。映画監督作品に『園子温という生きもの』『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』など。)
阿川 読者の皆さんに最初にお断りしておきますと、私の人生で後にも先にもこれしかないベストセラーである『聞く力』を出版するきっかけを作ってくださったのは、何を隠そう大島新監督なんです。
大島 そんなそんな。NHKの『課外授業 ようこそ先輩』という番組にご出演いただいた時のことですね。阿川さんとはもともと『スタ☆メン』という番組で、2005年の秋から1年半ご一緒させていただいて。
阿川 日曜夜10時、爆笑問題と私の3人の生放送番組で、なぜか私がメインMCでした。フジテレビでレギュラー番組を持ったのはあれが初めてで、最後です。フフフフフ。あの時は大島さんはもうフジテレビの社員ではなかったんですね。
大島 辞めてフリーのディレクターでしたけど、構成作家という立場で参加していました。スタジオ台本担当で、MCの阿川さんが発言する内容を書いていましたね。あの頃は「大島君」と呼ばれていて。
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source : 週刊文春 2023年9月21日号