18年ぶりの優勝 岡田彰布監督 父は阪神「伝説のタニマチ」

「週刊文春」編集部
エンタメ スポーツ

 1962年10月5日、2リーグ分裂後、初の優勝を決めた阪神タイガースの優勝パレード。選手たちとオープンカーから路上の大観衆に手を振る藤本定義監督の膝上には、ユニフォームを着た小さな子供の姿があった。当時4歳の岡田彰布(あきのぶ)監督(65)である。

 監督復帰1年目、阪神を18年ぶりの“アレ”に導いた岡田氏。原点を語る上で欠かせないのが、阪神の有力タニマチだった父・勇郎さん(故人)の存在だ。

口癖は「そらそうよ」

 岡田氏が生まれ育ったのは、大阪城の南側に位置する大阪市中央区玉造。実家は紙の加工会社を営んでいた。地元住民が語る。

「社長の勇郎さんは、野球経験はなかったけど、大のトラキチでね。若手選手の面倒もよう見とったわ。一人っ子だった岡田監督は小さい頃から、『あー坊』と呼ばれて可愛がられた」

 父は“ミスター・タイガース”ことエースの村山実や、4番の藤本勝巳、正三塁手の三宅秀史ら主力選手とも親しくしていた。

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source : 週刊文春 2023年9月28日号

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