『らんまん』ヒロインの母役・牧瀬里穂が90分にわたって語った「浜辺美波との共通の趣味は宝塚」「宮澤エマの演技力」「森光子からもらった着物」「デビュー直後のCMの話」｜『らんまん』11の新発見

「週刊文春」編集部

2023/09/20

電子版オリジナル

　NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』。ヒロイン・槇野寿恵子（浜辺美波）の母親役を熱演しているのが、女優の牧瀬里穂（51）だ。その牧瀬が90分にわたり、浜辺美波との秘話や自身の演技、そして、10代でCM女王となった若き日の自分を振り返った。

　牧瀬は1971年12月生まれ、福岡県出身。1989年、山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れるJR東海のCMで一躍時の人となった。90年に『東京上空いらっしゃいませ』『つぐみ』で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞、新人俳優賞を受賞。92年のドラマ『二十歳の約束』（フジテレビ系）での「ヒューヒューだよ！」は流行語にもなった。

――2019年以来の朝ドラ出演。周囲の反響は

　改めて朝ドラの影響力を感じますね。皆さん本当によく観ていらっしゃって、街で声をかけていただくことも多くて嬉しいです。前回の『まんぷく』と監督も一緒で。その時、朝ドラってこんなに反響があるんだっていうのを知りました。観ていらっしゃる方々、特にあの時は大阪NHK制作だったので、街中で本当に肩をバシッとされて「観てるよ」って言われたり。

『まんぷく』も『らんまん』も明るくて朝ドラっぽい朝ドラですよね。朝から元気になれるような感じで。私いま朝ドラやってるって感じながら現場にいました。撮影中はいろんなことがあるけど、その根底にはハッピーでいいよ、ハッピーでリラックスしていいよ、っていう雰囲気をすごく感じる現場でした。

――思い出深いシーンは

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