こんにちは。いつもご愛読ありがとうございます。
週刊誌の編集部は、大体バタバタと忙しいものですが、今週の12日(日曜)、13日(月曜)、14日(火曜)は、私が7月に編集長になって以降、最も「激動」の3日間でした。
通常、日曜日の夜に、木曜日発売の「週刊文春」の目次のひな型を作ります。何を右トップにして、何を左トップに置くか。ワイド記事は4本か、5本か、6本か。右から2番目、左から2番目の脇を固めるネタをどうするか……。沈思黙考したところで、大した才覚もセンスもありませんから、大体、横に座る副編集長や、私の前に机を並べるデスク陣に声をかけたりしながら何となくイメージを作り上げ、デスクが現場から聞き取った情報をもとに提出してくれた仮タイトルを見ながら、手を加え、徐々に練り上げていきます。
まず、最も頭を悩ませたのが「神田憲次財務副大臣の税金滞納問題」の扱いでした。小誌の押しも押されもしない政治のエース記者・河野さん(通称ラッパー)が、山田太郎文部科学政務官の不倫スキャンダルを暴いたのに続いて手掛けた大ネタ。11月9日発売号で掲載されるや否や全メディアが追いかけ、国会でも追及されました。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春