アメリカの連邦下院議会の議長がやっと決まった。そんなの、日本の読者にはどうでもいいことだと思うが、こいつが実にロクでもない奴なので、ちょっと読んでみてほしい。
議長だったケヴィン・マッカーシーは共和党だったが、一部の共和党議員の造反により解任されてしまった。今の下院は共和党が民主党をわずかな議席数で上回る拮抗状態で、予算案が通過しにくい。予算が決まらないと連邦政府の業務がすべてストップしてしまう。それを避けるため、マッカーシーは民主党と調整していたら、それを裏切りだとする共和党の超右派(トランプ派)によって降ろされてしまったのだ。
そんな状況だから次の議長もなかなか決まらなかったが、やっと選出されたのはルイジアナ州の下院議員マイク・ジョンソン(51歳)だった。
ジョンソン議長はインターネットでポルノ・サイトを見ないよう、17歳の息子と監視しあっているという。
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source : 週刊文春 2023年11月30日号