「元取調官と会った?」木原事件捜査再開でも遺族の困惑 佐藤誠氏は「直接聞きにくればいいだろ」

「週刊文春」編集部

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 止まっていた時計の針が遂に動き始めた。“木原事件”の捜査が再開したのだ。10月25日に遺族の刑事告訴が受理されてから22日。11月16日午後、警視庁管内の警察署で、捜査一課による遺族の聴取が実施された。

 17年前の2006年4月9日夜、文京区内の住宅で、木原誠二前官房副長官(53)の妻X子さんの元夫・安田種雄さん(享年28)が怪死した事件。18年に始まった再捜査がなぜか1年も経たずにストップし、遺族が捜査再開を求めて刑事告訴に踏み切っていた。

副長官退任後も首相動静に頻出

 種雄さんの次姉が語る。

「大塚署から連絡があり、『聞き取りをお願いしたい。ただし弁護士の同席は抜きで』とのことでした」

 警察の対応を巡っては、7月に露木康浩警察庁長官が「事件性はない」と発言。8月、警視庁の特命捜査第一係長が遺族と面談した際にも「18年に捜査を尽くしたが、事件性は認められない」という説明に終始した経緯がある。

 今回はどうだったのか。

 当日、同伴した弁護士は1階の受付で待機し、種雄さんの父母と次姉が取調室に入った。簡単なボディチェックが行われ、携帯電話は棚に置くように指示があった。

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source : 週刊文春 2023年11月30日号

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