維新・吉村知事らが主導する大阪万博。しかし、会場整備費が当初計画の1.9倍となる2350億円まで膨れ上がるなど、迷走が止まらない。国費負担も急増する中、小誌が万博事業の内実を徹底調査したところ――。

 

▶業者が思わず認めた ウラ献金吉村パーティに違法の疑い
▶集客力はUSJの4倍 !?経済効果2兆円の自作自演
▶関西生コンのドンが直撃に「松井、吉村に頼まれ金を…」
▶維新最高幹部が実名告白「リングは余計といわれたら余計」
▶緊急アンケート「万博迷走の戦犯」ワースト3は――

 西日本最大級のスケールを誇る宴会場は、熱気で溢れ返っていた。

 2019年2月1日、ホテルニューオータニ大阪の「鳳凰の間」。ここで開催されていたのは、吉村洋文氏(現大阪府知事・48)の「大阪市長就任3周年記念パーティ」だ。建築家・安藤忠雄氏との対談が行われ、会場では大阪名物のたこ焼きも振る舞われていた。

3周年記念パーティ(吉村氏のHPより)

 大盛況だったのには、理由がある。遡ること2カ月余り前の18年11月24日未明、吉村氏ら日本維新の会が力を注いできた大阪万博の開催が決定したのだ。55年ぶりの開催に大阪の地は沸き、吉村氏も「大きな経済効果が生まれる」と胸を張っていた。

知事2期目に突入した吉村氏

 この日の3周年記念パーティにも、巨額のカネが動く万博ビジネスの受注を狙う企業の面々が姿を見せていたという。そして、吉村氏は1日で2000万円もの収入を手にしたのだった。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます

週刊文春電子版に超おトクな3年プラン59,400円が登場!月額プラン36ヵ月分と比べて19,800円、年額プラン3年分と比べて6,600円おトク!期間限定12月2日(月)まで!

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

    オススメ!期間限定

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 2

  • 8

  • 3

source : 週刊文春 2023年12月14日号