「あの時、もう少し引き留めておけばね……」
飯島愛の死から15年。友人であり医師の赤枝恒雄氏(79)は、飯島と会った最後の日をそう振り返る。
AV女優からタレントに転身し、“Tバックの女王”として一世を風靡した飯島が変わり果てた姿で発見されたのは、2008年12月24日、クリスマスイブのことだった。
「渋谷の高級マンションで遺体が発見された時、すでに死後1週間ほどが経っていたそうです。暖房がついていたため腐敗が進み、脇腹からは内臓がのぞき、顔面も歯が唇を突き破って露出した状態だった」(全国紙社会部デスク)
享年36。飯島のあまりにも早く、そして壮絶な最期は世間に大きな衝撃を与えた。
3カ月1000万円の契約でAVデビュー
飯島は1972年10月31日生まれ。厳格な両親への反発心からか、中学生になると同時に家出を繰り返すようになった。16歳で水商売の道へ進み、六本木や銀座のクラブを渡り歩いた。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル