《紅白初出場》あのちゃんの「ダイブ、脱走、消滅願望」

「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能 テレビ・ラジオ 音楽

「ライブ直前に姿を消したり、途中で投げ出していたあの子が、こんなに愛されるようになって……」

 

 在りし日を振り返り感慨にひたるのはデビュー当時を知る音楽プロデューサー。あの、あのちゃん(年齢非公表)のことである。

 2023年、最もブレイクした人と言っていいだろう。自分のことを「僕」と呼ぶ、特徴的なボブヘアーの歌手でタレント。地上波でレギュラー番組を3本抱え、au、ブルボンなど大企業7社とCM契約するテレビで見ない日はない売れっ子は、紅白歌合戦にまで殴り込みをかける。

「作品を年齢で判断されたくないから年齢は非公表。『僕』という一人称についても『理由なんていらないんだよ』とSNSで語るなど、現代の価値観を内面化した型にハマらないスタイルがZ世代を中心に支持されています」(芸能記者)

一人称は「僕」(公式HPより)

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source : 週刊文春 2024年1月4日・11日号

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