新宿でショッピング同行をしていると、週末によく見かけ、頻繁に目が合うようになった男性がいました。会釈をしたところ、近づいて来られて、「人に服を選んでいる方ですよね。よく見かけて、いつか話しかけたいと思っていました」と仰ってくださいました。その方を私が認識した最大の理由は、いつも女装をしていたから。「すらっとされていて、要らないお世話だろうけれど、私ならもっと素敵にしてあげられるのにな〜」などと勝手な事を思っていたのですが、話しかけたいと思ってくださっていたとは!(だから目がバッチリ合っていたのかもしれません) 私と同世代のその方は、何度か話すうちに名刺をくださり「仕事終わりに、いつか相談可能ですか?」と言われて、ヒアリングの日を設定しました。
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source : 週刊文春 2024年1月25日号