取調室で向かい合ったMは、前述の通り何ともみすぼらしい男だった。酒焼けをしたチンピラ――というのが第一印象だ。
普段は仕事のようなものはしておらず、生活保護を受けて暮らしているらしい。そのなかで、しょっちゅう飲み歩いて、パチンコをしたりしながら町をぶらぶら歩いている。そういう男だ。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル