便利な世の中になったものだ。
人類は、動物の丈夫な皮膚を失うかわりに、気温に応じて細かく暖かさを変えられ、その上、ドブネズミからヒョウまで模様も変えられる衣服を発明した。
動物の鋭い聴覚を失うかわりに、必要に応じて補聴器から耳栓まで聴覚を調節できるようになった。視覚も、望遠鏡から顕微鏡まで、暗視鏡からアイマスクまで調節できる。
動物の速く走る能力を失うかわりに、人類は用途に応じて多様な移動手段を発明し、陸上だけでも、レーシングカーから車椅子まで、乳母車から霊柩車まで使い分けられるようになった。
初回登録は初月300円で
すべての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年2月8日号



![[師弟対談]山下智久×山﨑努「自分で運転したい」](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/326wm/img_8417fa9d30fafe81d58b1f3246d6f083685783.png)


お気に入り記事