会社でパーソナルスタイリスト養成講座をしたり、バンタンという専門校でパーソナルスタイリングやプロデュースを教えているのですが、学生が入学してすぐのタイミングから「お題に合わせたスタイリング」を毎週行います。コスプレのようにあるものに似せていくというより、自分でお題を解釈してスタイリングするというものです。
例えば「アニマル」というお題。オーソドックスにアニマル柄を取り入れるだけでなく、「動物の柄」と捉え象モチーフを着てきたりと、取り入れ方は千差万別。リアルな魚の形のバッグをかけて、魚釣りの格好をしてくる子もいたりします。「美術館」というお題の時には、自分がどんな絵にインスピレーションを得たかを伏せて、どの絵をオマージュしたスタイリングなのか他の皆で当てる、という講義をしました。何名か同じ絵になり、何故その絵が心に響いたのかをプレゼンしてもらうと、その内容も人それぞれで、結果、皆全く違うスタイリングになっていました。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年2月22日号